姫路市のお客様への納車が決まったとき、車庫証明で判断に迷うのは、どこの警察署が管轄なのか、どの書類がいるのか、いつまでに動けば納車日に間に合うのか、この3点だと思います。
姫路市内の車庫証明を日常的に扱っている行政書士の立場から、県外の販売店様が特につまずきやすいところを中心にまとめました。
1 姫路市は管轄警察署が3つに分かれる
姫路市は市域が広く、保管場所である駐車場の所在地によって管轄が変わります。主な管轄は姫路警察署、飾磨警察署、網干警察署の3署です。
判断の基準はお客様の住所ではなく、あくまで保管場所の所在地です。自宅と駐車場が離れている場合、自宅の住所で管轄を判断すると誤ります。同じ姫路市内でも、駐車場が飾磨区にあるのか網干区にあるのかで申請先が変わります。
また、姫路市に隣接する太子町、市川町、福崎町などは別管轄です。住所に姫路市と入っていない案件は、市外として扱う必要があります。
2 必要書類と、姫路特有の運用
普通自動車の車庫証明である自動車保管場所証明の申請に必要な書類は、自動車保管場所証明申請書、保管場所の所在図と配置図、そして保管場所使用権原疎明書面である自認書または保管場所使用承諾証明書です。使用の本拠の位置が確認できない場合は、これを疎明する書面も加わります。
自認書と使用承諾証明書の使い分けは、駐車場が本人所有の土地であれば自認書、賃貸駐車場であれば管理会社や大家さんが記入した使用承諾証明書となります。
ここで一点、お願いがあります。申請書にも使用承諾証明書にも、押印は不要です。むしろ押さないでください。押印がある書類は、記載内容を訂正する際に訂正印を求められます。県外の販売店様の場合、訂正印をもらうためだけに書類を往復させることになり、それだけで数日を失います。押印がなければその場で訂正して申請できますので、結果として納車までが早くなります。管理会社に承諾書の記入を依頼する際も、押印は不要である旨をあらかじめ伝えておくとスムーズです。
もう一点、実務上お伝えしておきたいのは、姫路市内の警察署では車庫証明申請の際に委任状の提出を求められないという点です。※訂正・加筆をする場合は委任状が必要。ただし承諾書と自認書は委任状があっても行政書士が訂正することはできません。
3 保管場所として認められる条件
申請前に、駐車場が次の条件を満たしているかご確認ください。ここを外していると現地調査後に不許可となり、納車スケジュールが崩れます。
使用の本拠の位置である自宅や事業所から、直線距離でおおむね2キロメートル以内であること。道路から支障なく出入りでき、自動車の全体を収容できる広さがあること。そして保管場所として使用する権原、つまり所有権または賃借権などがあることです。
特に多いのが、車のサイズに対して駐車スペースが足りていないケースです。配置図には駐車スペースの縦横の寸法を記入しますので、大型のミニバンやSUVを納車される場合は、契約前の段階で寸法を確認しておくと安心です。
4 日数の目安と、納車日からの逆算
姫路市内の車庫証明は、申請してから中2日、3営業日で出来上がります。土日祝はこの日数に含みません。したがって週の後半に申請すると、交付は翌週にずれ込みます。連休をはさむ時期は特に余裕を見てください。
車庫証明書には有効期間があり、交付日からおおむね1か月以内に登録手続きを済ませる必要があります。納車が先に延びそうな案件は、早く申請しすぎるとかえって取り直しになりますので、申請のタイミング自体を後ろにずらしたほうが安全です。
逆算すると、書類さえそろっていれば交付までは3営業日ですので、全体のスケジュールを左右するのは申請そのものより書類集めのほうです。ここに1週間から10日程度を見ておくと、無理のない段取りになります。
5 県外案件で特につまずきやすい点
一つ目は、使用承諾証明書の取得待ちです。賃貸駐車場の場合、管理会社に依頼してから返送されるまで1週間以上かかることがあります。ここが全体の納期を決めるボトルネックになりますので、駐車場の契約が決まった段階で承諾書の依頼だけ先に動かしておくのが確実です。
二つ目は、買い替えで前の車が同じ駐車場に残っているケースです。同一の保管場所に別の車が登録されたままだと二重使用として問題になる場合があり、下取りや廃車の予定を申請書の備考で説明する必要が出てくることもあります。買い替え案件であることは最初にお知らせください。
三つ目は、書類への押印です。先に触れたとおり、押印してしまうと、委任状があっても訂正のたびに訂正印が必要になります。書類を送っていただく前に、社内でもご確認ください。
6 弊所の対応と費用
弊所では、いただいた住所からこちらで管轄を判断して申請しますので、販売店様が管轄署を調べる必要はありません。
申請書がまだ作成されていない場合も、弊所で作成します。一般的には書類作成が追加料金となる事務所が多いのですが、弊所は追加料金なしで対応しています。書類は郵送でもPDFでも受け付けており、急ぎの案件はPDFで先に確認して準備を進められます。交付されたその日に、車庫証明書を発送します。
費用は、兵庫県証紙代2,200円と返送用のレターパックライト430円、これに代行報酬5,500円【税込】を加えた金額です。証紙代や郵便料金は改定される場合がありますので、最新の金額はお問い合わせ時にご案内します。複数台のご依頼や継続的なお取引にも対応いたします。
7 まとめ
姫路市の車庫証明で押さえるべきなのは、保管場所の所在地で管轄が3署に分かれること、申請から中2日、3営業日で交付されること、そして押印をしないことと承諾書の取得を早めに動かすことです。
姫路市、飾磨、網干エリアの車庫証明でしたら、行政書士なかお事務所にご相談ください。管轄の判断から書類作成まで対応し、交付当日に発送いたします。納車日が決まっている案件も、まずはお電話ください。